ルーラル宮古島

6月 21, 2011   //   by girl   //   島女子的宮古島  //  ルーラル宮古島 はコメントを受け付けていません

こんにちは。島女子です。
先週18日(土)に島内ホテルで開催された沖縄県中小企業家同友会主催の『さきしま経営フォーラム』に参加しました。
本来でしたら、経営者の皆さんの集いなのですが、講演内容に興味を持った島女子。
社長に何とか頼み込んでオブザーバーとして飛び入りしました。
今回で17回目。離島では年に1回開催。

沖縄本島・宮古島内から参加された経営者の皆さん。その中に、ヒヨッ子島女子が一人。内心恐縮してました。

講演内容は、『ルーラル・マーケティング戦略(-農山漁村地域の産業活性化―)』。
講師は、九州産業大学商学部の山本久義教授です。

「ルーラル」とは、農山漁村の意味という事です。
山本教授によると、国内の食料自給率はたったの40%。6割を輸入に依存!日本は、自給率低下国としてワースト2に入っているそうです。島女子、無知識でした。

一方で、農業・漁業は経済外機能の重要性が増し、貨幣価値に換算すると両産業で年間約20兆円の利益を見込めるとのことです。森林も含めると約90兆円!
日本が高い自給率を獲得するためには、ルーラルとルーラル地域の振興が急務と提言されていました。

そのためには、マーケティング戦略や売れる条件作りなど利益を生むビジネス手法を取り込むのですが、ユニーク!と感じたのが、「ソーシャルマーケティング=ミッションビジネス」というもの。
農業・漁業に従事している人が栄えていくことを使命としたビジネスの定義を提案されていました。

「道の駅」を例に挙げ、沖縄・宮古島でもルーラル産業として成立するのではと促されていました。
そうでした!現在、宮古島は第3次産業の観光サービス業等に押されていますが、元々は第一産業の農業・漁業産業で成り立ってきたルーラルアイランドです!

また、マーケティング定義の中で印象的に残ったキーワードがありました。
それは、潜在ニーズ!
お客様の目の見えない要求や希望を汲み取り顕在ニーズに変換していくことが重要だと仰っていました。

潜在ニーズ、何とも深いものです。
昨年の宮古島の入域観光客数は約40万人。
宮古島の魅力の理由に「海」がダントツで挙げられます。それは、目に見える要素の一つです。
現代は、物質的な満足から精神的な満足を求める時代になっています。
宮古島の魅力を目に見えない視点で探す必要があるかもしれません。

大変、勉強になりました。


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週末にまた台風が接近しそうです。尖閣諸島を監視している方々は大変ですね。

(Wed Sep 26, 12:48 am).

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